講座 人権ゆかりの地をたずねて 2006年度

講座内容

2006年5月20日(土曜日)

講師 山路 興造/研究センター嘱託研究員 京都嵯峨芸術大学他非常勤講師
テーマと内容 鴨河原と芸能者たち
都市京都を南流する鴨川は、時には人々を苦しめる洪水の元凶ではあったが、その河原は誰の所有地でもなく、都市民の憩いの場としても大いに親しまれた。この河原を利用して展開した被差別民の生活を、芸能を中心にして探ってみたい。

2006年6月17日(土曜日)

講師 河内 将芳/研究センター嘱託研究員 奈良大学文学部助教授
テーマと内容 戦国時代の祇園祭と神人(じにん)
京都の梅雨あけは、祇園祭とともにある。それは、今から約500年まえの戦国時代でも同じであった。本講義では、その戦国時代の祇園祭の知られざるすがたについて祭をささえた神人とよばれた人びとのようすをとおしてみる。

2006年7月8日(土曜日)

講師 仲尾 宏/研究センター研究第3部長 京都造形芸術大学客員教授
テーマと内容 「洛中洛外図」の中の朝鮮通信使
─えがかれた近世京都の異国群像─

あまた伝世している「洛中洛外図」の中に朝鮮人や南蛮人の姿がえがかれている。その画像から近世京都と海外とのつながりを考え、不戦と善隣、そして異文化の香りの歴史だった朝鮮通信使の事跡をさぐる。

2006年9月9日(土曜日)

講師 斉藤 利彦/研究センター嘱託研究員
テーマと内容 京都の庶民信仰とお地蔵さん ─年中行事・信仰・芸能から─
京都には数多くのみ仏がおわしますが、そのなかでも、庶民と、そして庶民生活と密接に関係しているのが地蔵菩薩といえます。その関係を京都の年中行事や信仰、芸能のなかからさぐっていきたいと考えます。

2006年10月14日(土曜日)

講師 福田 雅子/研究センター研究第4部長 ジャーナリスト
テーマと内容 近代化のシンボル女紅場 ─鴨川西岸からの女子教育─
丸太町通・車の流れから川面に目をやると、女紅場址の碑に出会う。明治5年、日本で最初に設立された女学校である。英語、和洋算、裁縫などを教え、新島襄の妻となる八重が養蚕を教えた。女性民権家として活動した卒業生も輩出した。

2006年11月18日(土曜日)

講師 秋定 嘉和/研究センター研究第2部長 池坊短期大学名誉教授
テーマと内容 衣・食・住からみた戦後の京都市民の生活
戦後の市民の生活困窮は、高齢世代の伝承にも生々しい。高度経済成長期をおえたいま、「もったいない」が外国人から心をうつ言葉として語られるのは、ある感慨をもつ。経済生活のグローバル化のなかで50年前をみたい。

2006年12月9日(土曜日)

講師 朴 実/東九条マダン実行委員長
テーマと内容 東九条 いま むかし ─東九条マダンに託す願い─
戦前、多くの朝鮮人が東九条にやって来た。戦後、祖国へ帰るため、より多くの朝鮮人が集まって来たが、分断や戦争でそのまま定住せざるを得なかった。東九条で今、日本人との共生を求め、新たな文化運動が始まった。

2006年1月13日(土曜日)

講師 上田 正昭/研究センター理事長 京都大学名誉教授
テーマと内容 在日朝鮮人の栄光 ─高麗美術館の創設─
季刊雑誌「日本のなかの朝鮮文化」を創刊し、日本ではじめての高麗美術館を創設した在日朝鮮人鄭詔文氏の生涯をかえりみ、善隣友好のあるべき姿をみきわめる。

開催要項

時間 :午後2時~3時30分
場所 :池坊学園(室町通四条下る)美心館4階 42教室
受講料:1回 1,000円 ※賛助会員は無料